2025年1月19日日曜日

腹式呼吸ができると歌が上手い?そんな事はありません。「腹式呼吸でどう歌うか」が大事!

こんばんは!GM Vocal Academyです。
松納(まつおさめ)も過ぎて、ようやく正月気分がぬける頃ですね。
私はまだまだ正月気分が頭の片隅に残っている気がします。

今回は「腹式呼吸でどう歌うか」について。

歌を歌う上で腹式呼吸は必須ですが
腹式で呼吸法が出来たからと言って腹式発声で
歌えるとは限りません。

腹式呼吸で歌うと言うと呼吸と同時に声が出ると思いがちですが
呼吸と声を分離する必要があります。
腹筋や背筋に力を入れて息を吐く時に同時に声を出してしまうと
結局、喉の力に頼ってしまうことになります。

まず、息だけを吐いて、その後声が出てくる形でないと
本当の腹式発声にはなりません。

例えば、重たいものを持ち上げる時など、
まず「フン」と息を吐いてから力を入れているはずです。
更にその後出てくる声が腹式発声です。

この形で声を扱うことで、腹筋、背筋などでしっかり支えて
深みのある声で歌うことが可能になります。

なんとなく歌っていても上達しません!
歌が上手い人には必ずその理由があります。
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2025年1月13日月曜日

「仮声帯」って知ってますか?プロのシンガーはみんな利用しています!

こんばんは!GM Vocal Academyです!
本日は成人の日。各地で成人式が行われてますね。
若者は未来そのもの。悔いのない人生を!

今回は「仮声帯の有効活用」について。

現代の音楽にあった歌唱法では、仮声帯を有効活用します。
喉頭蓋、軟口蓋などの咽頭の部位も同時に使用されてますが、
ここでは仮声帯についてです。

仮声帯とは、
息の通りに圧をかけたり緩めたりすることが出来る場所で、
声帯のサポートをする器官です。
声帯の上部にあります。

デスボやシャウトなど発声時にこの仮声帯は使われている、
ということは知られてきました。
ウィキペディア 仮声帯
しかし、通常のミックスボイス、ファルセットでも重要な働きをしています。
 
そのまま息を出しただけでは、
思ったように力をくわえることが出来ませんが、
仮声帯を利用し、息の出口を狭くすることで力を加えやすくなります。
少ないの息の量でも、力強い発声ができるのです。
圧縮され圧がかかった鋭い声とも言えます。

ホースで水を流すとき、そのままの状態と出口を絞った状態では、
同じ水の量でも絞ったほうが水は勢いよく出ます。
その差に似ています。

プロは特に意識することなく、
仮声帯を活用した発声法で歌唱しています。
そのほうが音程や言葉の変化をコントロールしやすいし、
高い声も出しやすくなるからです。
デスボやシャウト等の発声もお任せください!

デスボ目当てでレッスンに来られている方もいます。
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2025年1月6日月曜日

ボイトレでよく聞く「腹式呼吸」。なぜ必要なのか理解できてますか?胸式との違いも含めて解説!

あけましておめでとうございます!GM Vocal Academyです!
多くの方は今日仕事始めですかね?
今年もいい年になるように張り切っていきましょう!

今回は「腹式呼吸について」。

歌う上で、腹式呼吸は必須です。
腹式呼吸はコツさえつかめば誰にでも出来ます。
基本知識を抑えていきましょう。

腹式と胸式の違いを簡単に説明します。
肺に空気が入るのは腹式呼吸も胸式呼吸も同じです。
呼吸をする時は肺を動かしていますが
肺自体には筋肉がないので、周りの筋肉で肺を動かします。
その時にどの筋肉を使うかの違いです。

胸式は肩や胸まわりの筋肉を使います。
呼吸するときに肩が上下し、吸った時には胸が膨らみます。
(腹式でも多少は動きますが力の中心が肩ではありません)
胸周りの筋肉を使うので、呼吸として浅いのが特徴です。

腹式は横隔膜の上下で肺を動かします。
吸った時に横隔膜が下がって
胃や腸などの臓器が押されて出てくるので
お腹や腰周りが膨らみます。
なのでお腹や腰周りに空気を入れてるようなイメージです。
実際は肺に入ります。

腹式呼吸で息を吐く、横隔膜を持ち上げる際に使う筋肉は
主に腹直筋です。
腹直筋を支えるための背筋、腹斜筋の力も必要となります。
体全体を支える腹筋・背筋の力を使うので、
力の中心が下半身寄りになり低く、深い呼吸が可能となります。

腹式呼吸はなんとなくできた気になっていて、
実際にはうまく出来てない方も見受けられます。
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